ソフトバンク城所 夜中1時半の電話で戦力外を覚悟「来たかと思いました」

 ソフトバンク・城所龍磨外野手が、30日放送のTBS系「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」に出演した。

 突然の通達だった。2年連続の日本一達成から4時間後。胴上げにも参加していた城所だったが、球団関係者からの電話で事態を察知したという。「夜中の1時半、松田さんとお好み焼きを食べていたら『明日、3時に球団のほうに来てくれ』と…。来たかと思いましたね」。

 守備、走力で頭角を示し、16年には交流戦でMVP。今季も41試合に出場していただけに、「このタイミングなんだと思った。辛いですね。家族もいますし、無職ってわけにいかないし…」と戸惑いを隠せなかった。

 12球団合同トライアウトを受験し、4打数2安打1盗塁と持ち味も発揮。だが、オファーはなく引退を決断した。2児の父親でもある城所は「1月から収入ないってのも困るし、まず家族のことを一番に考えないといけない」。来季からは、球団傘下の少年野球チームの指導者として契約を結んだ。

 番組後半では、長女で6歳の杏璃ちゃんに引退を報告する場面も放送された。「パパ、野球ができなくなった。ユニホームを着て野球ができなくなった。次の目標に向かって頑張るから。そのためにパパも勉強して努力して頑張るから」。杏璃ちゃんは「嫌だったの?」と事態を飲み込めない様子だったが、最後は「お疲れさま。がんばってください」とねぎらいの言葉も。城所に笑顔が浮かんだ。

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