ヤクルト・村上は「陰性」1軍再合流へ スアレスの結果は6日以降に

 ヤクルトは5日、新型コロナウイルスのPCR検査を受けていた村上宗隆内野手(20)の検査結果が「陰性」と判定されたことを発表した。診断内容は「慢性へんとう炎による発熱」。喉の痛みがなくなり次第、チームへの復帰が可能となった。同じく検査を受けていたアルバート・スアレス投手(30)の検査結果は、6日以降の発表に持ち越された。

 日本列島をいまだ大きな雲で覆う新型コロナウイルス。球界も例外ではない。だが、ヤクルトに落ちた大きな影は、明るい光を取り戻しつつある。微熱と喉の痛みで、寮の自室に隔離されていた村上が陰性と判定され、不安視された開幕1軍不在は回避される見込みとなった。

 3日に行われた中日との練習試合後の検温では36・9度だったが、4日朝には37・0度に上昇。喉の痛みも訴えたため、埼玉県内の病院を受診し、PCR検査を医師から勧められた。

 検体採取から一夜明け、この日「陰性」の結果が発表された。また診察した医師からは、慢性へんとう炎による発熱と診断を受けたという。現在は発熱症状も治まったといい、今後は喉の痛みがなくなり次第、チームへの復帰が可能となった。

 高津監督は4番を任せる村上に期待を寄せてきた。昨季は36本塁打、96打点で新人王を獲得。主砲離脱となればチームにとって大誤算。指揮官は改めて「手洗い、うがいを怠らない。続けてやることが大事」と気を引き締めた。

 村上は2月に下半身のコンディショニング不良でチームを離脱した際、こう話していた。「みんなと一緒に戦いたかった」。昨季最下位からの下克上。スアレスの陰性判定を待って、チームは再び一丸となって歩み始める。

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