楽天・則本昂が3回1失点 新投法ノーワインドアップ披露 開幕投手指名受け闘志

 「練習試合、ロッテ6-2楽天」(5日、ZOZOマリンスタジアム)

 3月21日以来の実戦登板となった楽天・則本昂が、降板後に“再び”大役を言い渡された。試合後、三木監督は「開幕投手を決めました。則本で行こうと思います」と明言。当初3月20日の開幕投手を予定されていたエース。延期後も揺るがぬ信頼を受け「チームが勝てるように頑張ります」と意を強くした。

 自粛前とは違う、新たなフォームを披露した。「力任せの部分があった」という今までのワインドアップからノーワインドアップへ。足の動作も変えた。「ケツで力をためて、ケツで回転できるように目指してやっている。いかに効率良く体を動かせるか」。力感を軽減し、出力を最大に。その第一歩だった。

 直球の最速は147キロ。二回には新人の佐藤に被弾し、予定の3回を1失点。「(直球は)もうひとつなところはある」と完成途上の現状を踏まえつつ「ダメだから戻そうとか、中途半端な気持ちでは取り組んでいない」と強い意志をのぞかせた。球団最多タイとなる2年ぶり6度目の開幕マウンドまで2週間。理想型を追い求める。

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