ロッテ・ドラ2佐藤 2発3打点大暴れ!正捕手へ猛アピール「自分でもビックリ」
「練習試合、ロッテ6-2楽天」(5日、ZOZOマリンスタジアム)
新星が出現した。ロッテのドラフト2位・佐藤(東洋大)が「7番・DH」で先発出場し2本塁打3打点と大暴れだ。「2本打てるなんて自分でもビックリです」。持ち味の打撃で正捕手取りを強烈にアピールした。
二回。楽天のエース・則本昂の145キロ直球を豪快に捉えた。右翼席にたたき込む同点のソロアーチ。右腕の映像を分析し「真っすぐには絶対に振り負けないようにと思って打席に入った結果が良かった」と笑みを浮かべた。七回には宋家豪の直球をたたき中堅右に運ぶ2ラン。潜在能力の高さを披露した。
“打てる捕手”として入団したルーキーだが結果が出ず苦しんだ。体の軸を残すなど打撃フォームの改善に着手。3日の2軍練習試合・DeNA戦での本塁打をきっかけにして、1軍の舞台で躍動した。
井口監督は「正捕手争いにしっかり加わってくれている」と目を細めて高評価した。正捕手の田村が腰痛で離脱中という事情があり、チームにとっても若武者の台頭は頼もしい限りだ。
「開幕1軍を自分としては、ずっと目標にしていた。チャンスをものにできるかどうかは自分次第」と意気込んだ佐藤。強肩と強打で正捕手争いに挑む。