ヤクルト・荒木ビックリ“バスター2ラン”&西浦殊勲打 虎エース攻略で連敗ストップ

 「ヤクルト6-3阪神」(25日、神宮球場)

 一丸でつかんだ勝利に、ヤクルト・高津監督が目尻を下げた。殊勲打、ビックリ弾を放ったのは指揮官が信じ続けた2人。「みんなでつないで、つないでという野球ができた」。虎のエース攻略で、連敗ストップだ。

 3点ビハインドからジワジワと追い詰め、同点で迎えた六回だった。2死一、二塁の好機で、西浦の思いが白球に乗り移る。三遊間へのしぶとい打球が、左前へと抜けていった。執念でもぎ取った勝ち越し点だった。

 さらに荒木が驚きのアーチを描いた。七回無死一塁で代打出場。サインはバスターエンドランだった。「三遊間に転がそうと思ったら、入っちゃいました」と笑顔の1号2ランだ。「全員ビックリしたと思う」という驚きの分だけ大きな追加点を一振りで刻んだ。

 対戦相手の阪神にコロナ陽性者が出たことで、試合の開催が危ぶまれた。高津監督も「確かにいつもとは違う(試合への)入り方」と振り返る。それでも変わらぬ準備をし、戦い抜いた選手たち。雨の中で勝利の傘がきらめいた。

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