巨人 千賀にやられた…原監督「いい材料をつなげていく」
「日本シリーズ・第1戦、巨人1-5ソフトバンク」(21日、京セラドーム大阪)
巨人は菅野を立てて敗れ、痛すぎる星を落とした。九回に1点を返して零封負けは免れたが、2年連続の黒星発進。原監督は「1点を取ったというところで(日本シリーズの)スタートを切ったというところ。結果的にこういうスコアでわれわれは負けたということ」と、たかが一敗と言い聞かせるように前向きに話した。
千賀に対して粘りの攻撃でチャンスをつくるも、あと一本が出なかった。2点を追う四回には坂本、岡本が連続四球を選び無死一、二塁とした。“お化けフォーク”を見極め、つないだが、丸は遊ゴロ併殺打。亀井も遊ゴロで絶好機を逃すと五回以降もゼロ行進が続いた。原監督は「ランナーはよく出るけどね」と8残塁を自虐的に振り返った。
日本シリーズは楽天と戦った13年第7戦から6連敗となったが、指揮官は収穫も強調する。昨年は坂本、岡本、丸の主力がそろって打撃不振で4連敗。この日は岡本が2四球で出塁し、坂本、丸もそれぞれ安打を放った。「いい材料をつなげていく」と原監督。気持ちを切り替え、何としても1勝1敗のタイに持ち込む。