ヤクルト・高津監督「あのまま終わらなかったのはよかった」代打攻勢から森下攻略

広島と引き分け、足早に引き揚げるヤクルト・高津監督=神宮球場(撮影・西岡
9回裏、山崎が空振り三振に倒れゲームセット。ノースイングをアピールする村上(中)とヤクルトナイン=神宮(撮影・佐藤厚)
 1500試合出場を達成し、つば九郎(左)から花束を受け取る名幸三塁塁審=神宮球場(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト2-2広島」(20日、神宮球場)

 高津ヤクルトが怒濤(どとう)の4連打で同点劇。代打攻勢で流れを作り、燕の誇る上位打線が続いた。

 相手・先発は天敵・森下だった。「真っすぐに差し込まれて、変化球にタイミングを崩されて。全てでカウントを取られて、全てを勝負球に使われた」と指揮官が振り返ったように、七回まで無安打に封じ込まれていた。

 その突破口を開いたのは、途中出場組だった。2点を追う八回に、代打・宮本&代打・川端がそろって登場。「勝負所だと思った」と指揮官の期待に応える連打で好機を作ると、塩見&青木が連続適時打で同点とした。

 九回の最後にはベンチに嶋しか控えていない、総力戦でつかんだ価値あるドロー。森下には神宮で、20年9月19日の三回から35イニング無得点だっただけに、高津監督は「あのまま終わらなかったのはよかった」と話した。

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