ロッテ石川 復活星 悲願Vへ頼れるベテラン戻ってきた

 「日本ハム0-1ロッテ」(20日、札幌ドーム)

 ロッテ・石川が6月の右肘手術から復帰2試合目で初勝利を挙げた。1点を争う投手戦で6回3安打無失点と好投し、5月7日以来の3勝目。敗れた2位・オリックスとのゲーム差を3・5に広げ「リハビリは大変だったけど、間に合って良かった」と事もなげに話した。

 経験豊富な33歳には優勝争いの重圧はなかった。球速を抑えて丁寧にコースを狙う投球を「僕の球威で押せる打者がいないので」と真顔で振り返る。三回1死一、三塁のピンチでは、西川に厳しく内角を突いて一直に。続く野村は外角低めに直球とカットボールを出し入れして揺さぶり、遊ゴロに打ち取った。

 手術の全治は3~4カ月と発表されたが、約2カ月後には2軍戦に登板。ひょうひょうと振る舞いながら、「チームがいい状態。自分も早く戻りたかった」と熱い思いで早期復帰を果たした。

 米大リーグへの挑戦を封印して臨んだ8年目に、チームは悲願のリーグ優勝へひた走っている。貯金を今季最多の15とし「今は打線もいい。ゲームをつくればチャンスはある」とうなずく。頼もしいピースが戻った。

 21日の休養日を挟んで、22日のソフトバンク戦(ZOZO)に勝ち、2位・オリックスが日本ハムに敗れると、1970年以来51年ぶりとなる優勝マジック「22」が点灯する。残り29試合。一時戦線離脱していた石川、藤原、マーティンと主力の戻ったマリーンズが、一気に頂点へと駆け上がる。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス