オリックスが首位奪還 中嶋監督「あと3試合、全員でやり抜くしかない」
「オリックス6-3楽天」(19日、京セラドーム大阪)
オリックスが五回に4得点で逆転、先発の田嶋から海田-富山-ヒギンス-平野佳とつないで勝ちきった。再び首位を奪回し、今季の2位以上を確定させた。中嶋聡監督は試合を振り返り「ずっとそうなんですけど苦しい試合でしたね」と話した。
二回、T-岡田の先制ホームランは「どうしても先制点ほしかったのでいいホームランでした」。先発の田嶋は2発は浴びたものの5回2失点と耐えたことには「きょうはちょっとボールが高かったかなと思いますけどそれでも頑張ったと思います」と語った。
五回に4得点で逆転した攻撃は「2死からだったんで、それでもなんとかつなごうとして後ろにつないでいって点が入るというのは今までそれができなくて苦しい試合になっていたので、それがやっとつながった気がします」と評価。2死から四球で出塁した安達が二盗を決め流れを変えたことに、「そうですかね。なんとか流れ的にどうにか動かさないといけないところ。安達がよく走ってくれました」と語った。
八回には紅林が適時打で欲しかった追加点を挙げ、「大きいと思います。投手の方にまでプレッシャーが掛かってきてしまっている。そこをなんとか1点でも取ったら変わってきますから。そういう意味では大きな1点。あの辺が頑張れば中堅クラスも頑張るでしょう」とした。
残り3試合。指揮官は「あと3試合、全員でやり抜くしかない。一つのプレーに全員で集中してやっていきたいと思います。なんとか勝てるようにやっていきますので応援してください」とメッセージ。20日・楽天戦は先発に山崎福を立てて連勝を目指す。