「オリックス６－３楽天」（１９日、京セラドーム大阪）

　指揮官は前だけを見据えた。オリックスに敗れたことによって、８年ぶりのリーグ優勝の可能性が完全消滅。楽天・石井監督は「（優勝は）本当に目標にしているところですけど、とにかく目の前の試合に勝っていくしかない。今はそこをしっかりとやることの方が大事」と一戦必勝の思いを強調した。

　力の差を見せつけられた試合だった。五回の集中打による４得点で、一気に流れを引き寄せたオリックスに対し、反撃ムードの七回１死満塁で島内の併殺崩れによる１点しか奪えなかった楽天。チャンスを作っても、大量得点に結びつけられない現状がにじんだ。これで２位・ロッテとは４・５差で、４位・ソフトバンクには３差に迫られた。是が非でも３位の座は死守したい。