オリックスのドラ2 関大・野口はジュニアチーム出身「懐かしい気持ち」
オリックスからドラフト2位指名された野口智哉内野手(22)=関大=が20日、大阪府吹田市内の同大学で牧田編成部副部長、内匠スカウト、下山スカウト、担当の谷口スカウトから指名あいさつを受けた。
オリックスJr.出身の野口は、谷口スカウトから帽子をかぶせてもらい「10年前に初めてかぶった時のことがよみがえった。懐かしい気持ち」と感慨深げに心境を語った。
17日のリーグ最終戦・同大戦では2安打を放ち、史上31人目の通算100安打を達成した。前日の同戦では力みもあり2打数無安打。谷口スカウトは「前日からの切り替えの早さというのはプロとして適応できる力がある。そこを打席で表現できるのがすごい。100本は改めて評価できる」と称えた。牧田編成部副部長も「大学、社会人を総合してトップ評価。非常に楽しみ」と大きな期待を寄せた。
野口は「野球を始めた時からショートをやってきたので」とプロでも遊撃にこだわる。現在1軍では高卒2年目の紅林が遊撃の定位置。「見習わないと。いいところを盗んでいきたい」と技術を吸収し、成長につなげる意気込みを語った。
「3拍子そろったレベルの高い選手になりたい」と野口。色紙には“開幕1軍”と力強く記し、「自分の目標」とプロでの活躍を力強く見据えた。