引退表明の巨人・亀井が涙 代打で登場 守備に就いた直後に交代 原監督が粋な演出

5回、三塁ゴロに倒れる亀井(撮影・西岡正)
5回、最後の打席を終えた後、感慨深くバットを見つめる亀井(撮影・西岡正)
大城(左)と抱き合う亀井(撮影・佐藤厚)
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 「巨人-ヤクルト」(23日、東京ドーム)

 今季限りでの現役引退を表明した巨人の亀井善行外野手(39)が五回に代打で出場した。その後、六回に一度はライトの守備についたが、原監督が直後に交代を告げ、大きな拍手を受けた。

 亀井の目には涙が浮かび、坂本、丸らと抱き合ってからポジションを離れ、ベンチ前では原監督とも抱き合った。亀井への注目をより集める原監督の粋な演出で、ファンから大歓声。ヤクルト・村上ら選手も拍手を送った。

 登場は五回、1死満塁という絶好の場面での登場だった。原辰徳監督がベンチから出てくると、打席に向かおうとした菅野智之投手(32)を引き止め、代打亀井をコール。場内は大歓声に包まれた。ここでヤクルトベンチも動き、投手を今野から田口にスイッチ。元チームメート同士の対決となり一段と大きな歓声が場内に響き渡った。

 結果は2球目を打ち三塁ゴロで本塁封殺。一塁に残った亀井が3アウト後ベンチに戻る姿に、客席からは大きな拍手が送られた。

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