オリックス・中嶋監督「負けたのは全部、監督の責任」日本一の夢は来季以降へ持ち越し

 ヤクルトナインをたたえる中嶋監督(撮影・神子素慎一)
 ヤクルトに敗れ、ファンにあいさつする中嶋監督(右)らオリックスナイン(撮影・山口登)
 ヤクルトに敗れ、引き揚げる中嶋監督(左)=撮影・西岡正
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 「日本シリーズ・第6戦、オリックス1-2ヤクルト」(27日、ほっともっとフィールド神戸)

 オリックスは死闘の末、延長12回に力尽きた。2勝4敗となり、25年ぶりの日本一はならなかった。

 中嶋監督は「負けたんですから悔しいですよね」と振り返り、力投のエース山本については「本当に最後の最後まで、あれだけのピッチングしてくれて、何とかしてあげたかった。それが悔しいですね」と語った。

 この日も含め、シリーズを通して、打線が本来の力を発揮しきれなかった。十二回、2死からの継投も結果的には裏目となった。指揮官は「結局、結果なので、どうしても。毎回毎回打てるわけじゃないが、点を取れなかった。負けたのは受け止めるしかない。勝つか負けるか、どっちかしかないですから、そこに負けてしまったので、その責任は全部、監督の責任なので」と選手をフォローした。

 ただ、前年最下位からリーグ制覇し、日本シリーズでも激闘を繰り広げた。指揮官は「優勝してクライマックスが終わって、シリーズに関して言えば、もうちょっとできたのかなと思います」としながら、「あきらめない姿勢はついてきた。発展途上のチーム。やらなければいけないことはあるし、その点ではこれで終わりというより、チーム、選手、個人、全てがレベルアップできるチームと思っている」と来季以降も見据えた。

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