新庄監督から定番の「そうですね」禁止令 困った野村「すーーー」と少し考え込む

杉谷(左端)らナインの前で天を指さし、グラウンドを去る新庄ビッグボス(中央)=撮影・高石航平
オープンカーから颯爽と登場した日本ハム・新庄剛志ビッグボス=札幌ドーム(撮影・高石航平)
ファンの前であいさつする日本ハム・新庄剛志ビッグボス=札幌ドーム(撮影・高石航平)
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 日本ハムの新庄剛志監督(ビッグボス)が30日、野村佑希内野手に、野球選手には“ある意味”厳しい指令を出した。

 この日に札幌ドームで行われたファンフェスティバル2021に、スーパーカーを乗り付けてド派手に登場した新庄監督。北海道文化放送が担当した北海道でのテレビ中継では、インタビュー中に、野村との掛け合いもあった。

 その中で野村が、どういうプレーを来季はビッグボスに見せたいか、という内容の質問を受けると「そうですね」と、ヒーローインタビューの第一声としては定番になっているひと言から受け答えを始めた。

 すると、ビッグボスはすかさず「そうですねはいらない!」とバッサリ。「自分の思ったことを素直に話せばいいだけ。いいことをしゃべろうとか思っちゃだめだよ。そういうチームに俺はしていきたいから」と諭された。

 これに困ったのは野村。もう一度同じことを聞かれると、「そうですね」と言いそうになってしまい「すーーーー」と口から息が漏れるような音を出して、少し考え込んでしまった。

 その後、「今年とはまったく体つきもいろいろ変わって、違う人がプレーしてるんじゃないかっていうぐらい、皆の視線をひくようなプレーをしたいと思ってます」と宣言した野村。「プロ野球を変える」と宣言している新庄イズムは、インタビューの細かなやり取りにまで、植えつけられている。

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