中日 痛恨連敗で貯金が底尽きる 勝率5割逆戻りで序盤の正念場 梅津が四回途中3失点KO 失策からダメ押し点献上

 選手交代を告げる立浪監督(撮影・市尻達拡)
 4回途中に降板する梅津(撮影・市尻達拡)
 8回、右越え2ランを放った細川を笑顔で出迎える立浪監督(撮影・市尻達拡)
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 「中日4-6広島」(27日、バンテリンドーム)

 中日が痛恨の連敗で勝率5割に逆戻り。終盤の反撃も及ばず、リーグ10勝一番乗りで作った貯金がついに底をついてしまった。

 先発・梅津が誤算だった。二回、広島・宇草に先制の2ランを浴びた右腕。四回には2安打と四球で1死満塁のピンチを招き、矢野のセンターゴロ間に追加点を奪われた。さらに投手・森下に四球を与え、なおも2死満塁となったところで立浪監督がベンチを出て交代を告げた。

 梅津は今季2試合に先発し、防御率2・57ながら0勝2敗と白星から見放されていた。前回13日の阪神戦では8回2失点13奪三振の力投も打線の援護に恵まれていなかった。四回途中3失点で降板すると、ベンチの最前列でガックリと肩を落とした右腕。橋本がピンチを切り抜けてベンチに戻ってくると、悔しさをにじませながらも拍手で迎えた。

 打線は2点を追う二回に上林がソロを放ち、1点差に迫った。だが以降は広島・森下を攻略することができず、逆に七回2死から失策を起点に2点を奪われた。八回にカリステのソロ、細川の2ランで1点差に迫ったが、九回にも失点して万事休す。結果的にミスからのダメ押し点が響く形となってしまった。

 これでチームは勝率5割に逆戻りとなった中日。このままズルズル落ちていくのか、それとも息を吹き返すのか-。序盤の正念場を迎えた。

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