センバツ王者・健大高崎が前年王者・前橋商を破り9年ぶり夏の甲子園 3打点のプロ注目・箱山は感極まり涙 石垣は最速153キロで6回1失点

 群馬大会を優勝し、歓喜に沸く健大高崎ナイン(撮影・伊藤笙子)
 1回、レフトへ先制犠飛を打ち上げる健大高崎・箱山遥人(撮影・伊藤笙子)
 2回、高橋風の三ゴロ併殺打を完成させる二塁手の健大高崎・高山裕次郎(撮影・伊藤笙子)
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 「高校野球群馬大会・決勝、高崎健康福祉大高崎5-1前橋商」(27日、上毛新聞敷島球場)

 今春センバツ王者の健大高崎が、昨夏覇者の前橋商を破り、2015年以来9年ぶり4度目となる夏の甲子園出場を決めた。

 初回に四球と安打などで1死一、三塁と好機をつくると、プロ注目の箱山遥人捕手(3年)が、フェンス手前まで伸びる左犠飛を放ち先制。その後、同点とされるも、五回1死満塁で再び箱山が中犠飛を放ち勝ち越しに成功した。

 七回には箱山、斎藤の連続押し出し死球で2点を追加。八回2死からは、元ヤクルト・田中充氏を父に持つ陽翔内野手(3年)が右越えソロを放ち突き放した。

 先発した右のエース・石垣元気投手(2年)は最速153キロを計測するなど6回4安打8三振1失点とゲームメーク。七回からは左のエース・佐藤龍月投手(2年)が登板し、走者を背負いながらも3回を無失点に抑えた。

 2年連続の甲子園出場を狙ったプロ注目の清水大暉投手(3年)は同点の四回2死一、二塁で登板。自己最速に迫る147キロ直球で空振り三振を奪いピンチを脱した。だが、その後は自己最速タイ148キロを計測しながらも5四死球と苦しんだ。

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