巨人が補強第1弾 DeNA戦力外の石川達也を獲得 支配下契約発表 背番号「65」 会見で抱負「連覇、日本一に貢献できるように」吉村本部長「首脳陣も高い評価」

 巨人は15日、DeNAから戦力外通告を受けていた石川達也投手(26)と支配下契約を結んだことを発表した。背番号は「65」。

 都内で会見した石川は「来季からジャイアンツでプレーさせていただくことになりました石川達也です。来年リーグ連覇、日本一に1つでも貢献できるように頑張っていきたいと思います」と、抱負を語った。「1番最初に声をかけていただいて、僕自身ジャイアンツでプレーしたい思いもあったので、よろしくお願いしますと言いました。ずっと体は動かして、プレーできる準備はしていた。来年チームの戦力になれれば」と、契約までの期間を振り返った。

 巨人の選手とはまだ連絡をとっていないそうで「投手の方たちにはベイスターズにいたので、ベイスターズの抑え方がわからないので、まずはそこからコミュニケーションを取っていきたい。まずは1軍に1年間帯同して活躍することが恩返しになると思う。今年ふがいない成績だったので、30試合40試合投げられるようにしたい」と、語った。

 巨人の打者では丸が苦手だったことを明かし「何を投げたらいいかわからない感覚があった。こうやって味方になれてうれしい」と笑顔。古巣DeNAで対戦したい打者については「牧、山本祐大っていうのは対戦したい。1番は牧を抑えられるように頑張りたい」と、うなずいた。

 吉村編成本部長は「貴重な左腕として来季1軍で活躍してくれると思って、獲得に至りました。興味を持っていて、こういうタイミングで獲得に至った。編成スカウトからの強い要望というか。現場の評価も1、2軍の首脳陣も彼に対して非常に高い評価をしていた。獲得を喜んでいます」と、説明した。「26歳という若さですし、ちょうど同じ年代の選手も多いので切磋琢磨しながら、大事なところを担って欲しい」と期待を込めた。

 石川は20年育成ドラフト1位でDeNAに入団。22年から支配下を掴み、23年には28試合に登板し、3ホールド、防御率1・97をマーク。今季は15試合登板で2ホールド、防御率1・93をマークしていたが、戦力外通告を受けていた。

 FA宣言した阪神・大山、ソフトバンク・甲斐の獲得競争にも参戦する方向の中で、補強第1弾となった。

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