台湾代表 プレミア12初優勝で選手たちが涙 グラウンドで歓喜のウオーターシャワー 3度目の正直で日本代表を下す 曽監督「挑戦すればかなう」
「ラグザス presents WBSCプレミア12・決勝、日本代表0-4台湾代表」(24日、東京ドーム)
台湾代表が主要国際大会で初優勝を飾った。これまでの最高成績は1992年バルセロナ五輪の2位だった。
4点リードの九回、最後は栗原のファーストライナーを捕って一塁ベースを踏み、ダブルプレーが成立すると三塁ベンチから選手が一斉に飛び出した。マウンド付近では歓喜の輪ができ、ウオーターシャワーも行われた。中には感極まり、涙を流す選手もいた。
試合は五回に1イニング2発で4点をリード。これを継投で封じきり、侍ジャパン打線は2009年以来の完封負けとなった。
スタンドには台湾の国旗が翻り、ファンが大きく沸いた。今大会は予選リーグで日本に2度、苦杯を喫していたが、3度目の正直で栄冠をつかんだ。今大会のMVPには五回に貴重な追加点となる3ランを放った陳傑憲が選出された。決勝では中堅の守備でも再三の好プレーを見せ、チームの完封勝利に貢献した。
会見で曽豪駒監督は「本当に真実ではないように思います。選手達が自分を信じて歩み続けてくれた。人生は無限の可能性がある。挑戦すれば、かなう。選手たちに感謝したいと思います。今後もこういう夢を抱きながら歩んでいきたいと思います」と語った。
侍ジャパンの主要国際大会での連勝を止めての優勝。「私たちはずっと日本に近づくために頑張ろうという話をしていた。近づいたと思いますが、日本はとても強いチームで実力を持っている。私たちはさらにもっと努力して日本に近づいていかないといけないと思います」と次なる舞台を見据えていた。