「ドラ1」3選手の受け止めは?矢崎「突然のことで驚き」平沢「心機一転」上茶谷はメキシコで通達 現役ドラフトで新天地へ
日本野球機構(NPB)は9日、出場機会に恵まれない選手を救済する「現役ドラフト」を開催し、移籍が決まった選手を発表した。
ドラフト1位で大きな期待を背負って入団した3選手が、新天地へ移ることになった。ロッテ・平沢が西武、広島・矢崎がヤクルト、DeNA・上茶谷はソフトバンクへ。通達を受け、球団を通じてコメントを発表した。
レギュラー候補として期待され続けていた平沢。ロッテの9年間を振り返り「いい事もあれば悔しい事もありました。いろいろなことがありましたがそのすべてが今のボクにとって大切な思い出です。ファンの皆さまにはいつも叱咤(しった)激励をしていただき、背中を押していただきました。新天地で心機一転、頑張ります」と前を向いた。
広島・矢崎は22年にリリーバーとして才能が開花。23年はキャリアハイの54試合に登板し、24セーブをマークした。「突然のことで驚いていますが良い転機として受け止めたいと思います」と動揺の色をにじませたが、「これからは指名していただいた東京ヤクルトスワローズの勝利に貢献できるよう、ベストを尽くしたい」と意気込んだ。
上茶谷は東洋大から18年ドラフト1位で加入。ルーキーイヤーは7勝を挙げたが、今季は2勝にとどまった。今オフはメキシコのウインターリーグで武者修行中。感謝の言葉を繰り返し、「新天地で活躍する姿をお見せできるように頑張っていきたいと思います」と他の選手と同じように結果で恩返しすることを誓った。
各球団の獲得選手一覧は以下の通り。()は前所属。
▽セ・リーグ
巨人 田中瑛斗投手(日本ハム)
阪神 畠世周投手(巨人)
DeNA 浜地真澄投手(阪神)
広島 山足達也内野手(オリックス)、鈴木健矢投手(日本ハム)
ヤクルト 矢崎拓也投手(広島)
中日 伊藤茉央投手(楽天)
▽パ・リーグ
ソフトバンク 上茶谷大河投手(DeNA)
日本ハム 吉田賢吾捕手(ソフトバンク)
ロッテ 石垣雅海内野手(中日)
楽天 柴田大地投手(ヤクルト)
オリックス 本田圭佑投手(西武)
西武 平沢大河内野手(ロッテ)