中日・井上監督 巨人に“先制口撃”「ライデル君をよろしくね」移籍騒動プラスに下剋上
中日・井上一樹監督(53)が20日、都内で行われた12球団監督会議に出席し、昨季までの絶対守護神マルティネスを獲得した巨人・阿部監督へ“先制口撃”した。今季は本拠地バンテリンドームでの開幕カードとなる4月1日からの3連戦で初対戦する。
就任1年目の新指揮官は開口一番、昨季王者の阿部監督をチクリと刺した。
「ライデル君をよろしくね」
井上監督自ら残留を熱く要請した右腕だったが、球界の盟主・巨人軍へ籍を変えられた。「ライデルがいないからといって、しっぽをまいて負け犬みたいになるつもりはさらさらない」。対巨人は与田政権の21年、12勝10敗3分けが最後の勝ち越しとなっている。移籍騒動をプラスに転じ、勝敗を逆転させていく。
12球団監督会議では、CSファイナルステージで貯金数やゲーム差度外視で優勝チームに与えられるアドバンテージについて意見した。ライバルを意識しつつ、一方でプロ野球全体のあり方にも思いを巡らせていた。