プロ野球の１２球団監督会議が２０日、都内のホテルで行われた。会議には１軍監督だけでなく２軍監督も参加。集合写真撮影も行われたが、その面々が豪華だ。

　中央では巨人・桑田真澄監督とソフトバンク・松山秀明２軍監督のＰＬ学園ＯＢが背筋をピンと伸ばしている。その両隣には現役時代にゴールデン・グラブ賞を４度獲得し、指導歴豊富な阪神・平田勝男２軍監督。侍ジャパンを指揮し、プレミア１２制覇、東京五輪金メダルへと導いた日本ハム・稲葉篤紀２軍監督がいる。

　さらに現役時代にブンブン丸の愛称で親しまれたヤクルト・池山隆寛２軍監督や、勝負強い打撃と強肩を生かした守備でロッテを日本一に導いたサブロー２軍監督など多彩だ。

　監督会議ではロッテ・吉井監督が座長を務め、「野球ファンの獲得、競技人口を増やすためにどうしたらいいのか、各球団の監督が意見を出してくれた会でした」と総括。今季日程や、２軍戦で導入されるタイブレーク制の要項、試合時間短縮についての要望など、確認事項が伝えられた。

　さらにＤＨ制では議論が白熱し、日本ハム・新庄監督もポスティング制度について提言。巨人・阿部監督らはＣＳ日程について意見を述べ、ソフトバンク・小久保監督からは申告三振の提案があるなど、中身の濃い会議となっていた。