オリックス セパ10勝1番乗り 因縁雨の仙台で宮城8回1失点、自己最多132球熱投

 楽天に勝利し、喜ぶオリックスナイン
 8回1失点で2勝目を挙げた宮城
2枚

 「楽天1-6オリックス」(13日、楽天モバイルパーク)

 好調オリックスに、両リーグ最速となる10勝目をもたらしたのはエースの宮城だ。仙台の冷たい霧雨がユニホームをぬらす中、自己最多となる132球を投げて8回を1失点。「点を取ってもらっていいリズムで投げられた」と力投を誇った。

 中8日と余裕を持って臨んだ先発マウンド。抜群の制球力でゴロの山を築く。プレートの左端に立ち、スリークオーター気味に左腕を振ることで角度を付け、右打者の内角をえぐった。一回2死二塁では、4番の阿部を遊ゴロに仕留めた。

 気温10度を下回る寒さで、助けになったのは打線の援護。好調を維持する打線が一回にさっそく3点を挙げ、三回にも2点を追加した。追い風を受けた宮城は落ち着き払い、七回までは三塁を踏ませない快投を展開。スタンドで楽天ファンのため息が何度も漏れた。

 雨の仙台には因縁があった。昨年10月6日のシーズン最終戦。最優秀防御率のタイトルを懸けて先発したのが敵地の楽天戦だった。宮城は6回1失点と力投したが、試合は七回降雨コールドとなり、防御率1・91で規定投球回にあと1回1/3届かず涙した。もし、8回1/3まで自責点1なら防御率1・875となり、ソフトバンク・モイネロの1・877を抜いて逆転タイトルを手にしていた。

 チームはフランチャイズ制となった1952年以降ではNPB初となる開幕から敵地で負けなしの8連勝。投打がかみ合い、貯金を7に伸ばした岸田監督は「(宮城は)エースらしく、肝心なところで丁寧で投げた。全員が集中している」とたたえた。2季前のリーグ覇者が開幕ダッシュに成功した。

 ◆NPB初!ビジター開幕8戦全勝で両リーグ最速10勝 オリックスが開幕からビジター8戦全勝で、フランチャイズ制となった1952年以降ではNPB初。さらに、この日で両リーグ最速10勝となり、阪神、ソフトバンクと同日だった14年以来、11年ぶり。単独での最速は87年以来、38年ぶりでこの年は最終順位2位だった。

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