「日本ハム２－４楽天」（２２日、エスコンフィールド）

　楽天の浅村栄斗内野手が１点を追う八回に右翼へ同点となる通算３００号アーチを放った。メモリアル弾で逆転勝利を呼び込み「見てたら入ってたのでビックリしました」と明かした。

　追い込まれながらも外角直球をきれいにとらえると、打球はグングン伸びて右翼フェンスを越えた。「感触は完璧ではなかったので」という本人も驚きの一撃。ベンチ前でナインに祝福され、記念ボードを手に誇らしげに胸を張った。

　逆方向への一発で節目を飾り「若いときから右にも長打を打ちたいと思って日々練習してきましたし、理想としては広角に長打も単打もしっかり打ち分けられるような選手になりたいと。今でも毎日そういう理想を持ってやっている」と浅村。３００本塁打は「まったく想像してなかったですね。１００本も想像してなかったんで」という。

　「日々の練習もいろんなことを考えて若いときからやってきたので、そういう積み重なって今に至ると思うので。頑張ってきてよかったな」と浅村。次の目標を問われると「あんまり目標はないんですけど、１本ずつまた積み重ねていけるように」と力を込めた。