ヤクルト 山田哲人&村上宗隆らを育てた名伯楽が異例の殿堂候補者入り 監督経験なく打撃Cとして選出「豊富な実績をお持ちでございます」

 野球殿堂博物館は4日、「2026年野球殿堂入り候補者」を発表。エキスパート部門では、ヤクルトで長く打撃コーチを務めた杉村繁氏が新たに候補者入りした。

 杉村氏は現役時代にヤクルトで11年間プレー。通算成績は449試合の出場で打率・228、4本塁打だったが、現役引退後、フロント業務を経て指導者として数多くの強打者を育て上げた。

 2000年から若松監督のもとで指導者の道を歩み始めると、青木宣親氏らを指導。2008年からは横浜(元DeNA)の打撃コーチとして内川聖一氏らの才能を開花させた。

 再びヤクルトに戻ると、山田哲人内野手、村上宗隆内野手らを指導し球史に残る強打者へと成長。さまざまなバリエーションで行うティー打撃はプロ野球界のみならず、アマチュア球界でも取り入れられ、野球界全体のレベルアップへとつながる形になった。

 プロ野球で監督経験がなく、純粋に打撃コーチとして殿堂入りすることは異例。担当者は「指導者として豊富な実績をお持ちでございます」と語り、「いろんな方を候補に入れたいという話があり、エキスパート表彰の性格上、指導者の方々にもスポットを当てたいなと思いがあり」と説明した。

 プレーヤーズ表彰では阪神の藤川球児監督、近鉄、楽天、マリナーズなどで活躍した岩隈久志氏、ヤクルト、ソフトバンク、メッツなどでも活躍した五十嵐亮太投手が新たに候補者として名を連ねた。

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