楽天のマエケン誕生! 日本復帰の前田健太が入団会見 背番号は18への葛藤明かす「つけるべきではないのではないか」 巨人・田中将に電話「いいかな?と相談した」

 楽天のマエケンが誕生した。前米大リーグ・ヤンキース傘下3Aから、日本球界に復帰した前田健太投手(37)が16日、楽天モバイルパークで入団会見を行った。背番号は「18」に決まった。

 会見に臨んだ前田は「すごく楽しみです。久しぶりの日本でのプレーができる。ワクワクしている気持ちが1番」と話し、背番号18については葛藤した胸の内を明かした。

 「イーグルスに決まってから1番悩んだところです。18番をつけるべきではないのか、球団の方と何度も話し合いをした。ファンの方には田中将大のイメージがあると思う。つけるべきではないと考えたりもした」とした上で、「18番は楽天にとって大事な番号。田中将大のことは尊敬しているし、目指していた選手。背中を追いかけてきた。このチームで18番をつけられることは光栄なこと。否定的な思いもあると思うけど、今すぐではなくても、取り組む姿勢、チームの勝利に全力で戦う姿勢を見てもらって、少しでも認めてもらえるように」と意気込んだ。同学年の田中将には「連絡しました。昨日告げられたので、電話した。つけてもいいかな?と相談した。『もちろん』という話はした」と了解を得たと明かした。

 杜(もり)の都で再出発を図る。カープのエースとして君臨し、夢を追って海を渡った。さらなる活躍の場を求めて、日本球界復帰を明言していた日米通算165勝を誇る右腕が新天地に選んだのは先発として必要としてくれた楽天だった。

 今季のチーム事情としては先発陣が苦しみ、2桁勝利&規定投球回に到達した投手が不在。4年連続4位に沈んでおり、今オフは23年WBCドミニカ共和国代表のロアンシー・コントレラス投手を先発強化として獲得。さらにはDeNAから海外FA権を行使した伊藤を補強し、バッテリーの強化にも動いていた。

 ベテラン右腕の加入は、13年ぶりV奪還を目指す大きな力になる。米球界関係者によると、2年4億円程度の契約とみられ、巨人などの複数球団が獲得調査に動いている中で争奪戦を制した。

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