広島・中村祐、首位打者・佐野斬りじゃ 緩急で初星つかむ!27日DeNA戦先発
27日・DeNA戦での先発が濃厚な広島の中村祐太投手(25)が24日、緩急を駆使して佐野を打ち取り、今季初勝利への道を切り開くと誓った。今季初登板だった20日のヤクルト戦は4回2/3を4安打3失点で黒星を喫したが、直球とチェンジアップに好感触を得た。首位打者に立つ得点源を斬って、打線を分断する。
1軍のマウンドで感じ取った手応えを表現する。27日の先発が濃厚な中村祐は、緩急を勝利のポイントに挙げた。軸とするのは直球とチェンジアップ。今季初登板だった20日のヤクルト戦で好感触を得た球種だ。
「真っすぐはすごく良かった。チェンジアップも次の試合からどんどん投げていこうと思います」
初回、1番・浜田から浴びた3連発は、いずれも甘くなった変化球。直球の割合を増やす配球に切り替えた後は凡打の山を築いた。球速は140キロ前半でも伸びがあった。
チェンジアップで坂口を打ち取った際には「(打者の体が)前に出る感じ。いけるなと思った」と、タイミングを狂わすことができた球に自信を深めた。
佐野を抑えて打線を分断する狙いだ。ハマの4番は現在、打率・352で首位打者に君臨。さらに広島戦はセ5球団で最も高い打率・373を残しており、「打率を残しているし、勝負強さもある」と気を引き締めた。
大瀬良、ジョンソンの離脱などで先発陣は火の車だが、若手にとっては登板機会が巡るチャンスでもある。ヤクルト戦でけいれんした左足に問題ない。「何とか勝ちにつながる投球がしたい」。強い思いで本拠地のマウンドに向かう。