広島・大盛 千金V三塁打 快足も魅せた!続く一ゴロで韋駄天生還

 「広島2-0ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)

 力強く振り抜いた広島・大盛のバットから決勝点が生まれた。0-0の三回1死三塁で左越えに先制の適時三塁打を放つ。「二塁打、送りバントと良い流れの中で打たせてもらった。高めの球に目付をして上からつぶせた」。納得の一打だった。

 三塁に残ると、続く田中広の一ゴロの間に本塁へ滑り込んだ。前進守備をものともせず、自慢の快足でもぎ取った追加点。チーム、そして九里の背中を押す貴重な1点だった。

 スタメンは9日のヤクルト戦以来。10月中旬からは代走や守備固めとしての出場が多かった。限られた打席で結果を出すのは簡単ではない。それでも少ないチャンスを生かさなければ生き残れない世界。「とにかく1打席に集中するだけ」と前を向いて来た。

 前日26日のドラフト会議はテレビで見た。「もう2年経ったんだって思ったのが一番。本当に充実していた2年です」。育成選手として立ったスタートライン。努力が実を結んで支配下登録された今季は、プロ初安打や初本塁打などを記録し、一歩ずつ前に進んできた。

 残り11試合。最後まで1軍に居続けることが目下の目標だ。「頑張ります」と力を込めた若鯉。1球、1打席を無駄にはしない。

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