広島・田中法、プロ初登板で1回無失点 安仁屋氏「また一人楽しみな投手出てきた」

6回、プロ初登板で1イニングを無失点に抑える好投を見せた田中法(撮影・立川洋一郎)
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 「広島3-3ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 広島は終盤に追い付き、延長十回引き分けに終わった。

 先発・薮田の後を受けて、高卒2年目の田中法彦投手(20)が六回にプロ初登板。1回を3人で抑えた。

 ウエスタン・リーグでは25試合に登板し1勝1敗、リーグトップの12セーブを挙げている成長著しい右腕。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「マウンド度胸があって落ち着いて投げている印象を受けた。直球はズバ抜けて速いわけではないが、145キロ出ていたし、制球面でも四球から崩れるタイプではないだろう」と高評価を与えた。

 さらに「(173センチと)それほど上背があるわけではないが、体にキレを感じる。体全体を使って投げているので打者もタイミングが取りづらいんじゃないかな」と躍動感あふれる投球に目を細め、「また一人楽しみな投手が出てきたね」と大きな期待を寄せた。

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