広島・田中法、上々のプロデビュー 1回無安打無失点「やってきたこと出せた」

6回表にプロ初登板し、1イニングを無失点に抑えた田中法(撮影・立川洋一郎)
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 「広島3-3ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 広島の高卒2年目の田中法彦投手(20)が上々のプロ初デビューを飾った。

 0-3の六回に登板。先頭の広岡、古賀を立て続けに左飛に打ち取り、簡単に2アウトとすると代打・長岡を遊ゴロに仕留めた。14球で1回を無安打無失点に抑え、「変化球でもストライクが取れた。低めに投げられたし、やってきたことを出せたと思う」と安どした。

 佐々岡監督は「しっかり3人で抑えてくれた。経験を積んで成長してほしい」とさらなる期待を寄せた。

 今季、ウエスタン・リーグではシーズン途中から守護神を務め、25試合に登板。1勝1敗、リーグトップの12セーブ、防御率は1・73をマーク。勝負強い投球が評価され、16日に1軍初昇格を果たした。

 念願の1軍舞台に立った右腕は、今後の目標について「変化球の全球種で勝負できるようになりたい」と意気込みを語った。

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