広島・塹江 ビジョントレで2年連続失策「0」へ“視界良好”

 広島の塹江敦哉投手(23)が22日、昨年12月に福岡市内でビジョントレーニングに取り組んだことを明かした。フィールディング時などの距離感を、より正確にするのが目的だ。昨季は自己最多52試合の登板で無失策だった左腕。2年連続の失策「0」へ“視界良好”だ。

 屋内練習場で一人、塹江はゴロ捕球に励んだ。前に転がってきた打球にダッシュして捕球。体を反転させ、ネットに投げた。地道な反復練習。「バント処理とかは元々、得意な方ではない。当たり前の事を自信を持ってやれるようにならないと」と力を込めた。

 2年連続で無失策を目指す今季。体の動きの質を高めるために、中崎の紹介を受け、昨年12月に福岡市内でビジョントレーニングに挑戦した。

 動体視力などを鍛え視覚情報を増やし、その情報を正確に体に伝えて動かす事ができれば、パフォーマンスが向上すると言われているトレーニング。昨季は独学で訓練した。それでも「終盤は(本塁との)距離感をつかみにくかった」。目の疲れもあり、年間を通して良い状態を持続できなかった。

 自身の目について特徴を知り、本格的な指導を受けた。「1年間を通して良い見え方をしたい」と前を見据える。現在は、手に持った球を目で追いかける事で、眼球を動かす筋肉を鍛えている。地味なトレーニングをコツコツ継続中だ。

 今季は開幕から勝利の方程式入りを目指す。大事な場面を託されるためには、安定したフィールディングも求められる。多角的な視点から己を磨く左腕が、目標へと突き進んでいく。

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