最速158キロの広島・コルニエル 安仁屋氏「先発で使ってみてもおもしろい」

 今季、支配下登録されて開幕1軍入りを果たした広島のロベルト・コルニエル投手(25)。最速158キロの直球を投げ込むドミニカン右腕だ。4月11日の巨人戦(マツダ)では2回を投げてパーフェクト投球。打者6人から4三振を奪った。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(76)は「先発で使ってみてもおもしろい」と語った。

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 また一人、楽しみな投手が出てきたね。直球は150キロ後半が出るし、193センチの長身から繰り出す球にも角度があるので、打者の反応を見ても相当、戸惑っているように見える。今は経験を積ませるために負け試合で登板しているが、勝ち試合でも十分に使えるんじゃないかな。

 今後、もうワンランク上にいくために課題になるのが変化球。直球ばかり投げていると狙い打ちされたり、カットされてファウルを重ねられることで球数が増えていき、それが失投にもつながりかねない。変化球でも確実にストライクを取れるようになれば、投球の幅が広がり、もっと楽に投げられる。

 走者を背負った時のクイックもしっかりと練習してほしい。特に一塁走者がいる時にどういう投球ができるかがポイントになる。クイックの上達は1軍で活躍するためには絶対に避けて通れない。

 イニングまたぎも苦にせず、スタミナもありそうなタイプなので、先発させてみてもおもしろいと思う。野村と中村祐が登録抹消され、先発陣の台所事情も厳しくなってきた。ものは試しで思い切って使ってみて、うまくいけば思わぬ掘り出しものになるし、ダメならまた中継ぎに戻せばいい。

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