野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督（４８）が１３日、広島の２年目右腕・森下暢仁投手（２３）に大きな期待を寄せた。先発予定だった右腕を視察するため、甲子園球場で実施予定だった阪神－広島戦の視察に訪れたが、試合をあいにく雨天中止となった。

　稲葉監督は森下を「トップチームの経験はないが、ああいう整った選手はジャパンに必要だなと楽しみにしていた」と高く評価。森下は昨年、チームトップの１０勝を挙げて、防御率１・９１はセ・リーグ２位。規定投球回にも到達して新人王に輝いた。今季もここまで２戦２勝。開幕から１５イニング連続無失点と、抜群の投球を披露している。

　「色んな球種を持っているけど、全て扱える。一つ悪くても違う球で勝負できる。自分から崩れるところがないので、私の中で評価しているところ」と絶賛し「また機会を見て見に来たい」と視察を心待ちにしていた。