広島・安部 “西撃ち”誓った 4戦連続安打の勢いそのまま!
「阪神(降雨中止)広島」(13日、甲子園球場)
広島の安部友裕内野手(31)が13日、阪神・西勇攻略の、一翼を担う決意を言葉にした。ここまで4試合連続安打と2番としても存在感を示している。好調のバットで得点をもたらし、チームを白星へ導く。
「チーム全体で崩していく意識。僕も貢献できるようにチーム打撃に徹していきたい」
西勇は14日にスライド登板する予定で、朝山打撃コーチは「(西勇に対して)ロースコアになれば送りバントも出てくる」と話す。安部は9日の巨人戦以降、2番で出場中。打撃好調で1番を打つ菊池涼が出塁した際、いかにして本塁へ迎え入れるか。背番号6が担う仕事は重要だ。
安部は3月31日に1軍に昇格したため、西勇とは今季初対戦。昨季は一度だけで、19年は12打数2安打と抑え込まれた。「良い投手なのは間違いない」。気持ちを引き締めて、前を向いた。
「やっぱり今までの悔しい思いがある」
昨季は26試合の出場に止まり、今年はキャンプを2軍でスタートさせた。結果を出すことでしか生き残れない厳しい世界。スタメン出場を続ける今が正念場だと自覚する。
練習では打撃感覚を確かめながら黙々とバットを振った。「とにかく準備が大事。100%で試合に臨むことを心掛けている」。西勇を打ち崩せばチームに上昇気流が生まれる。役割を全うする覚悟だ。