カープ、今季ワーストの借金10 あわや完全試合の3安打寒封負け 2分け挟み5連敗

 「オリックス4-0広島」(11日、京セラドーム大阪)

 連敗脱出への青写真は、球界屈指の好投手によってかき消された。山本に快投を許し、完全試合阻止が精一杯だった。広島が1969年以来52年ぶりで球団ワーストタイの17三振を喫し、2分けを挟んで5連敗。交流戦が開催されなかった昨季を除き、18年から3年連続の交流戦負け越しが決まった。

 山本に翻弄(ほんろう)され続けた。二回無死から6者連続三振。七回まで一人も走者を出せない。完全試合の悪夢がよぎり始めた八回無死で、鈴木誠が中前打を放って屈辱は逃れたものの最後まで本塁が遠かった。

 3安打完封負け。佐々岡監督は山本に対して「真っすぐが強いし、フォーク、カーブの腕の振りが一緒なのでボール球を振らされる。ああいう投球をされるとちょっとね…。打てないで終わらせてはいけないんだけど…」と完敗を認めた。朝山打撃コーチも「前に飛ばすのが、なかなか難しかった」と振り返った。

 この日の交流戦6試合でセ・リーグでは唯一敗れ、借金は今季最多の10となった。佐々岡監督は「1試合1試合、集中してやっていくしかない」と言葉を絞り出した。負の連鎖を、一刻も早く止めたい。

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