広島敗戦で借金16 自力でのCS進出の可能性消滅 12安打でわずか1得点の拙攻

 7回、見逃し三振に倒れた鈴木誠(中央)の横を選手交代を告げに向かう佐々岡監督(左)=撮影・西岡正
 7回、松山は見逃し三振に倒れる(撮影・佐藤厚)
 7回、鈴木誠は空振り三振に倒れる(撮影・佐藤厚)
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 「ヤクルト5-1広島」(19日、神宮球場)

 広島は2桁12安打を放ちながら1得点と決め手を欠き、2連敗。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。

 3点を追う三回2死二、三塁の好機で5番・坂倉が二ゴロに倒れて無得点。五回は野間の適時打で1点をかえして3点差としたが、なおも無死一塁で小園が一ゴロ併殺。2死走者なしから西川が二塁打で好機を演出するも4番・鈴木誠が三ゴロに打ち取られた。

 七回も1死一、二塁と攻め立てるも西川、鈴木誠が連続三振で、好機を逸した。

 先発・高橋昂は初回、青木と村上に被弾して3点を失い、4回7安打4失点。投打がかみ合わず、借金は再び今季ワーストタイの「16」まで膨らんだ。

 佐々岡監督の一問一答は以下の通り。

 -先発した高橋昂は4回7安打4失点だった。塩見への初球死球からつまずいた。

 「あの死球で、次の打者に投げきれなくなったのか、これまでの(球)質とは違い、投げ切れずに中、中に入っていく。あの死球の影響があるのであれば、強い気持ちがないと、なかなか1軍では勝てない」

 -打線は劣勢の中で12安打を放った。ただ得点は1点。

 「よーいドンで3点ですからね。溜めてつないで、つないでということになる。チャンスはつくっても得点圏で1本が出なかった。相手は長打、本塁打で得点が入る。その差だと思う。あと1本…」

 -自力CSの可能性が消滅した。

 「うちは一戦一戦戦っていくしかない。それだけです」

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