広島・森浦 大台突破1億1000万円更改 来季は3年連続50試合以上登板「頭に入れてやっていきたい」

 契約更改交渉後、会見に臨む森浦(撮影・市尻達拡)
 契約更改交渉後、報道陣の取材に答える森浦(撮影・市尻達拡)
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 広島・森浦大輔投手(27)が1日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4700万増の年俸1億1000万円でサインした。今季は自己最多60試合に登板して2勝3敗12セーブ、25ホールドで防御率1・63。出色の成績で初の大台を突破した。2年連続50試合以上登板を果たしている左腕は来季、球団左腕初の3年連続に意欲を示した。(金額は推定)

 1億円プレーヤーの称号を手にしても、表情を変えることなく淡々と言葉を並べた。大台突破に森浦は「実感はないです」と話し「(球団から)期待していると言われたので、頑張ろうと思います」と受け止めた。1時間を超える交渉では同じリリーフの栗林、島内のアップ率などを参考に「僕も上げてくれませんか」と要望。中継ぎ投手の地位向上を求めた。

 今季は開幕から安定した投球を見せ、夏場からシーズン終盤にかけて抑えに定着。フル回転でブルペンを支えた。抑えを経験したが「難しさはどこで投げても一緒だと思う。しっかりと与えられたところで結果を出したい」と殊勝な姿勢を崩さなかった。

 24年から2年連続で50試合以上に登板。3年連続50試合以上登板なら、球団左腕では初になる。来季、自身に課すノルマには「50試合いけば、ある程度1軍にいるということなので、そこを頭に入れてやっていきたい」と偉業に意欲を見せた。

 オフ期間で力を注ぐのは直球の球威向上。「もう少しストレートが強かったら、どうだったんだろうというのはあったので。どんどん真っすぐで押していきたいなと思っていた。そのためには強さがいるなと思った」とレベルアップに励む。

 年明け1月はマツダスタジアムを拠点に自主トレを行う。「今年と同じように1試合ずつ一生懸命、投げたい」。持ち場を問わず、託された場面でチームを支えていく。

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