広島・末包 和田一浩氏に弟子入り 電話で直談判「30本塁打&100打点」へ 2500万増で更改

 広島・末包昇大外野手(29)が3日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉に臨み、2500万増の6100万円で更改した。今季は自身初の規定打席に到達し、ともにチーム2位の11本塁打、62打点をマーク。来季の目標として掲げた「30本塁打100打点」を達成するため、来年1月に西武、中日で活躍した和田一浩氏(53)に弟子入りすることを明かした。(金額は推定)

 大幅昇給に笑顔を見せながらも、視線は既に未来へ向いていた。末包は来季の目標を「30本塁打100打点」に設定。「笑われると思うし、実力がそこに達していないというのは重々承知の上ですが、達成できる可能性を持った状態でシーズンに入れれば」と力を込めた。

 4年目の今季は123試合に出場し、打率・243、11本塁打、62打点。自身初の規定打席に到達し、本塁打は自己最多タイ、打点は同最多だった。一方で後半戦は調子を落とし、スタメン外も増加。「勝負どころでギアが上がらなかったのは情けない」と失速で終わった1年に満足感はない。

 1年を通して力を発揮するため、大きな決断を下した。例年のオフは鈴木誠也(カブス)と自主トレを行っていたが、来年1月は和田氏に弟子入りする。「打撃を教えていただけませんか」と電話で直談判し、東京でマンツーマン指導を受ける予定だ。

 学生時代から「すごく魅力的」と憧れてきた強打者であり、中日のコーチ時代に細川を育て上げた指導力にも強く引かれた。「細川を見ていて毎年進化している。その原点は和田さん。僕ももっと良くできる部分があるんじゃないか」と学びを求めて門をたたいた。

 ドラ1の平川も加入し、外野争いは激しさを増す。「ライバルはたくさんいる。2段階、3段階くらいレベルを上げていかないと」と末包。右の大砲が新たな姿で定位置を奪いにいく。

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