広島・斉藤 覚悟の単独トレ 勝負の4年目へ大瀬良塾卒業を決断「何か変えないと」 テーマは再現性の向上

 広島の斉藤優汰投手(21)が13日、山口県田布施町で行われた野球教室に参加し、今オフは単独でトレーニングを行う方針を明かした。昨オフまで1月は2年連続で大瀬良大地投手(34)に弟子入りしていたが、師匠とも話し会い、“卒業”を決断。課題である再現性の向上を目指し、徹底的に自身と向き合っていく。

 覚悟は決まっている。これまで先輩の背中を追ってきた斉藤が、今オフは一人で汗を流す道を選んだ。高卒ドラ1右腕は来季がプロ4年目。「僕にとって来年は勝負の年になる。何か変えないといけないので」と迷いのない表情で言い切った。

 昨オフまでは2年連続で大瀬良に弟子入り。その師匠とは、11月22日のバッテリー会ゴルフで会話を交わした。“大瀬良塾”で鍛えるのは主にフィジカル面。一方、斉藤は一年を通し、「やりたいことを体現できていないことが多い」とメカニック面に課題を感じていた。話し合った結果、単独トレを決断。「大地さんにはたくさんのことを教えていただいた。それを基にして上達できるように」と感謝を胸に、新たな挑戦へ踏み出す決意をにじませた。

 オフの計画は着々と進行している。テーマは再現性の向上。今月上旬には都内の施設を訪れ、体幹を中心にトレーニング。14日以降は新たに動作解析を専門とした都内の別施設を訪問する予定だといい、「自分の感覚と出てくる数値を合わせながらフォームをつくっていきたい」と意気込む。

 来年1月は拠点を大阪に移し、初動負荷トレーニングを初導入する予定。ここまで自身の体と向き合うオフは初めて。「しっくりこないフォームで1年間投げ続けていた。安定したものを出せるように」と生まれ変わった姿で春を迎えるため、汗を流している。

 今季は1軍でプロ初登板を含む2試合に登板するも、結果を残せず。来季は大卒の4投手も加入する。「チャンスは限られてくる。1軍で1年間、腕を振れるような準備をしていきたい」。秘めたポテンシャルはピカイチ。あとはその力を解き放つだけだ。

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