WBC決勝 米国代表がぼうぜん 無念の2大会連続準優勝 ハーパーの同点2ラン飛び出すも九回に四球から決勝点献上 主砲・ジャッジが痛恨のブレーキ

 「WBC・決勝、ベネズエラ代表3-2米国代表」(17日、マイアミ)

 2大会ぶりのV奪回を目指した米国代表がベネズエラ代表に敗れ、2大会連続の準優勝に終わった。ブライス・ハーパー内野手が八回に同点2ランを放つも、主将のアーロン・ジャッジ外野手が2打席連続三振を含む4打数無安打のブレーキとなった。

 米国ベンチが沸いたのは八回だった。2死一塁からハーパーがバックスクリーンに同点2ランをたたき込んだ。バットを高々と放り投げ、絶叫しながらダイヤモンドを一周。スタンドからは壮絶な「USA」コールが響き渡ったが、悪夢が待っていたのは九回だった。

 ウイットロックが先頭のアラエスに四球を与え、代走に二盗を許した。デローサ監督はチャレンジしたが判定は覆らず。その後、無死二塁からスアレスに勝ち越しの適時二塁打を浴びてしまった。

 九回裏は反撃できず、ジャッジはベンチで立ち尽くした。選手達は座ったまま動くことができず、ベネズエラの歓喜の輪を見つめ続けた。

 試合は三回、先発のマクリーンが安打と四球で走者を背負い、バッテリーエラーも重なって1死二、三塁とピンチを広げた。ここでガルシアにセンターへ犠飛を打ち上げられ、先制点を失った。

 何とか最少失点で切り抜けたが、五回に準々決勝の日本戦で逆転3ランを放ったアブレイユにバックスクリーンへ痛恨のソロを被弾。リードを広げられてしまった。

 投手陣は五回までに5奪三振をマークして今大会81奪三振とし、2023年に侍ジャパンが作った一大会の奪三振記録を更新した。試合を壊さないように奮闘したが、打線が反撃の兆候を見せられなかった。

 初回からベネズエラの先発左腕・ロドリゲスに封じ込まれた。主砲のジャッジは初回の第1打席で見逃し三振、第2打席は空振り三振と仕事をさせてもらえなかった。第3打席は代わったブットの前に三ゴロ。主砲は力なく一塁ベースを駆け抜けた。

 米国代表は前回大会決勝で日本に敗れ、準優勝に終わっていた。第4回大会以来となる優勝を目指して、オールスターメンバーがそろったが、ベネズエラの勢いに屈する形になってしまった。

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