今月末で退官するスポーツ庁の鈴木大地長官が25日、都内で会見した。5年の任期を振り返り、新型コロナウイルスの影響で東京五輪・パラリンピックが来夏に延期となったことに「心残りもある」と無念の表情。競技力の強化等に尽力してきたものの、在任中に集大成の場を迎えることができず、「中途半端なところもある。画竜点睛を欠くというか、最後の仕上げができなかったのが残念」と語り、後任の室伏広治氏に「いい形で継承してほしい」と期待した。
また、来年4月の千葉県知事選挙への立候補の可能性については「詳しいことは言えない」と明言を避けた。