17歳の幕下・吉井が8場所連続勝ち越し スピード出世も「年齢は気にしない」

 「大相撲秋場所・14日目」(26日、両国国技館)

 中学横綱で17歳の幕下吉井(時津風)が琴大龍(佐渡ケ嶽)をかいなひねりで破り、序ノ口から8場所連続の勝ち越しを決めた。先場所、貴乃花、稀勢の里に次ぎ、平成以降3人目となる16歳で新幕下。最後、七番相撲で勝ち越しを決め、勝負強さを見せた。

 「体が勝手に動いた」と本人もびっくりの決まり手。先場所前、中川部屋から時津風部屋に移籍し、関脇正代、幕内豊山らに胸を借り、稽古したことでまた、力を付けた。

 「正代関は立ち合いから一気に持って行く。強いお相撲さんの相撲はこれ」と大きな目標。全体稽古が終わってもすり足など黙々と続ける兄弟子が最高のお手本だ。

 スピード出世で注目されるが、本人に意識はない。「負けても勝っても前に出る相撲を取れるように頑張りたい。みんなは出世が早いと言ってくれるけどあんまり年齢は気にしない。幕下でどれだけ戦えるか」と、早や来場所を見据えた。

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