復活の三原舞依、2位発進に「順位も点数も驚きが1番」

 「フィギュアスケート・西日本選手権」(30日、京都アクアアリーナ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、17年四大陸選手権女王で、体調不良で昨季を休養した三原舞依(21)=シスメックス=は64・50点で2位発進した。首位は70・40点の坂本花織(20)=同=だった。

 フィニッシュポーズを解くと、三原は両手で小さくガッツポーズし、満面の笑みを浮かべた。鮮やかなピンクの衣装で披露したSP「イッツ・マジック」。冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプは、わずか回転不足の判定を受けたが、そのほかの要素は大きなミスなく、笑顔を絶やすことなく演技をまとめた。

 「最後のスピンが終わってポーズを取るまで気が抜けないというか、細かいところまでしっかりやりたいと思っていたので、演技が終わったときはホッとした思いと、大きなミスなく演技できて良かったというガッツポーズだった」

 キス・アンド・クライで点数を確認すると、今度は目を丸くした。64・50点の暫定2位に「順位も点数も、自分の中で想像していなかったので、驚きが1番」と三原。2位を維持したまま、全員の演技が終了した。

 「毎日練習していく中で、ちょっとずついい感覚が取り戻せてきている」との言葉の通り、今月初旬の近畿選手権の59・69点、10月17、18日に行われた全兵庫選手権の63・60点を上回った。中野園子コーチからは、演技前に「復活・三原舞依を頑張ってみせられるように」と声を掛けられていたという。「最後まで集中して、楽しんでできたのは良かった」とはにかんだ。

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