レスリング男子フリースタイル７４キロ級東京五輪代表の乙黒圭祐（２４）と、弟で同６５キロ級代表の拓斗（２２）＝ともに自衛隊＝が１１日、山梨県笛吹市の母校・石和南小で行われた壮行会に出席した。在校生から太鼓演奏でエールを受けたほか、応援の寄せ書きや手作りの金メダルで激励されて感激した様子。乙黒圭は「同じ色のものを獲りたいと思った。太鼓の応援で元気が出て、ここからギアを上げていきたい。東京五輪では兄弟そろって優勝したい」と気持ちを新たにした。

　乙黒拓は「目の前でパフォーマンスを見て勇気になった。卒業してから初めて（母校に）戻ってきたが、すごく懐かしい」と感激した様子。「東京五輪で金メダルを獲ってここに戻ってこられるようにしたい」と力を込めた。