稲垣啓太 スクラムの成果試す!19年W杯南ア戦以来の代表戦へ意気込み

 ラグビー日本代表が11日、サンウルブズ戦(12日、静岡・エコパスタジアム)に向け、冒頭15分を除く非公開練習を行った。プロップ稲垣啓太(31)=パナソニック=は「やってきたことをどれだけ出せるか」と意気込んだ。代表戦は19年W杯準々決勝の南アフリカ戦以来となる。

 「19年の南アフリカ戦。このスクラムができていれば…。ゲームを想定したスクラムを組むことが大事。実戦を通して経験していきたい」。2年前にスクラムで劣勢となり負けたからこそ、5月26日からの別府合宿でこだわりを持って取り組んできた。主将でフランカーのリーチ・マイケル(32)=東芝=も「プレッシャーの中でどれだけできるかどうか」とここまでの成果を試す一戦となる。

 26日には全英・アイルランド代表ライオンズ戦(英・エディンバラ)と戦うが、その前にサンウルブズに負けるわけにはいかない。「プレッシャーをはね返すだけの準備はできている」と稲垣。23年W杯へ勝利でスタートを切る。

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