ジョセフジャパン逆転星 W杯以来の熱戦!リーチの喝でサンウルブズ撃破も課題と反省

 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本代表32-17サンウルブズ」(12日、エコパスタジアム)

 日本代表は前半ノートライとリードされ苦しみながらも、後半に4トライを挙げて、32-17で逆転勝ちした。代表戦は19年W杯日本大会準々決勝で敗れた南アフリカ戦以来601日ぶり。主将でフランカーのリーチ・マイケル(32)=東芝=とジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(51=HC)は久々の代表戦に喜びを語ったが、試合内容に満足せず次戦に課題を挙げた。26日には全英・アイルランド代表ライオンズ(英エディンバラ)と、7月3日にはアイルランド代表(ダブリン)との対戦を控える。

 桜のジャージーで601日ぶりに熱戦を繰り広げた。主将のリーチは「待ちきれなかったですね。みんなの前でプレーできたのがうれしいです」と喜んだ。日本のラグビーファンに感謝し、逆転勝利で応えた。

 19年W杯準々決勝の南アフリカ戦以来の実戦。前半は苦しんだ。スタメン13人を19年W杯組で固めたが、「自分たちより情熱があった」(ジョセフHC)と3-14のノートライでリードを許して折り返した。

 まさかの展開にも慌てなかった。今年から取り入れ始めたという、ハーフタイムにロッカーへ引き返す前の円陣で気合を入れ直した。リーチが「前半の悪いプレーを気にせず後半に入ろう」と声をかけた。

 勢いを取り戻した後半20分。チーム初トライをフッカー堀越が奪うと、5分後にCTB中村もインゴールに飛び込み逆転。一度同点に追いつかれたが、同31分にフランカーのテビタ・タタフのトライで再びリードし、そこから15点差をつけた。

 5月26日から今月8日まで大分県別府市で合宿を実施。強豪の称号「ティア1」のスタンダードを追求することを掲げ、再始動した。大一番となる全英・アイルランド代表ライオンズ戦(26日、英エディンバラ)に向けた「テスト」の一戦は苦しみ、満足の内容とはならなかった。ジョセフHCは「ボールキャリーなどは改善していかないといけない」と反省。リーチも「全ての局面で意識を上げないといけない」。23年W杯へ厳しい船出となった。

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