池江璃花子、2021年は「波瀾万丈」日大水泳部が練習公開

 部員と水を掛け合い笑顔の池江璃花子
 チームメートと気合を入れる池江璃花子(中央奥)
 主将として伝統のかけ声を掛け、チームを鼓舞する池江璃花子
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 日大水泳部が27日、東京都目黒区内の同大学プールで練習を公開し女子主将の池江璃花子(ルネサンス)ら選手46人が参加した。同部のインスタグラムで告知し、一般観覧者84人が集まった中での練習。池江は「初の試みでどうなるんだろうと思ったけれど、みんなすごく楽しそうに練習している姿を見て、私もうれしかった」と笑顔で振り返った。

 4月の日本選手権で涙の復活優勝を果たし、東京五輪代表に内定。7月の東京五輪にはリレーメンバーとして出場した。この1年を1文字で表すと、と問われた池江は「1文字じゃ本当に表せなくて…」と悩んだ末に「四字熟語なら、波瀾(はらん)万丈な1年だった」と総括。「すごくいい経験もしたし、悔しい思いもたくさんした。1年、すごくめまぐるしく色んな変化があって。自分でも、覚えていないくらい、4月の選考会(日本選手権)がすごく昔のことのように感じるし、でもすごく楽しい1年だった」と話した。

 2022年は、5月に福岡で世界選手権が開催される。「今もし、いい位置に行ける可能性がある種目は50メートルバタフライだと思っている」と池江。本命の100メートルバタフライは「正直、今の自分の戦える力はまだない」と分析し「世界大会を見ていても、レベルがどんどん上がっている。あとは自分がどれだけ自信を持って100に挑めるかも重要」と控えめに話した。

 「来年はもっといい結果で、涙を流さず試合を終えられたらなと思う」と池江。「もしかしたらうれし涙はあるかもしれないけど、復帰してから悔し涙を流してばっかりだなって。もっと自信を持って試合に臨んで、いい結果を出したい。結果につながらなくても、頑張ってきたと思える練習を積んでいれば、それはいつか実になると思うので」。波瀾万丈の1年を乗り越え、飛躍の2022年へ-。強化合宿を増やし、鍛錬の年末年始を過ごす。

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