JOC 性的画像問題抑止に手応え 情報提供2500件「逮捕報道が大きな抑止力に」

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(64)が30日、都内で定例会見を行った。昨年11月にJOCなどスポーツ統括7団体がアスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止に向けて共同声明を発表し、実態把握に向けた情報提供窓口サイトなどを設置した件で、1年が経過したことを受けて総括した。

 10月までの段階で情報提供窓口には2500件の情報が寄せられ、警視庁などと情報共有を行った結果、5月には初の逮捕者。その後も千葉、京都で摘発が続いた。山下会長は「逮捕報道が大きな抑止力になっている」とし、「当初、情報提供サイトに寄せられた約1000件のうち、5割以上がすでに削除された」と、明かした。

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