卓球女子日本代表の伊藤美誠が２３日、インスタグラムのストーリーズを更新。自身に対する批判の声に、思いをつづった。

　伊藤は現在、釜山で開催されている世界選手権団体戦に出場中。リザーブメンバーに回る試合もあるが、落ち着いた様子で座り、的確にアドバイスを送る姿が注目を集めている。

　伊藤は「毎日夜遅くまで日本チームの応援ありがとうございます」と感謝の思いを伝えたうえで、「私が選手の応援の仕方が気にくわない方たちがいるようで、応援の仕方にも人それぞれあると私は思います」と、批判の声に反論した。

　伊藤は他の選手が立って声を出している一方で、座って冷静に声をかける姿が目立つが、この意図も説明。「わーわー言えばいいと言うものでもありません。わたしは選手が安心して落ち着いて、戦えるように私らしい応援の仕方をしてるだけです　そして他の選手が盛り上げてくれて、両立できるようにしてくれていると思います」と、それぞれの役割を伝えた。

　伊藤はパリ五輪メンバーから落選したが、そのショックを見せることなく献身的にチームを支えている。伊藤は胸中も明かし、「ここでいうのも失礼かもしれませんが、わたしも正直悔しさを押し殺して　でも日本チーム、出てる選手が勝って欲しいからたくさんアドバイスもさせてもらっています」と記述。中国との決勝に向け、「明日もみんなで勝ちに行けるように私らしい応援をします」と団結を強調した。

　自身への批判の声に感情もあふれ、「８割ぐらいの方は本当に励ましやうれしい言葉を書いてくださる方がいっぱいいるのに、少ない数の私にとってのダメージの言葉の方が入って来てしまって本当に悔しい苦しい気持ちでいっぱいです」と吐露。ＳＮＳに届くメッセージに対して、「たくさんの方が発言する時にしっかり責任と誠意をもって伝えて欲しいです」と思いを込めた。

　伊藤の悲痛な声に、ファンからは怒りの声が噴出。「選手にこんなこと言わすなよ」、「応援します」、「伝わってるよ、頑張れ」、「外野がうるさくて大変だなあ」、「揚げ足取りしかできない人たちが哀れ」などの声が上がっている。