幕下取組でアクシデント 強烈張り手で昨年の学生横綱・草野がダウン ストレッチャーに乗せられ引き揚げる

 西ノ龍との取り組み後、ストレッチャーで運ばれる草野
 西ノ龍との取り組み後、ストレッチャーで運ばれる草野
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 「大相撲名古屋場所・14日目」(ドルフィンズアリーナ)

 幕下の西ノ龍(境川)と草野(伊勢ケ浜)の取組でアクシデントが発生した。

 激しい突っ張り合いから、西ノ龍のフック気味の左張り手がさく裂。まともに受けた草野は、腰砕けのように後ろに崩れ落ちると、あおむけのままピクリとも動かず。脳振とうで意識を失った様子だった。

 すぐに救急救命士と親方衆が土俵に上がり、状態を確認。草野は5分ほどかけて担架で土俵脇のストレッチャーに乗せられ、花道を下がった。その後に西ノ龍が土俵に上がり、神妙な表情で勝ち名乗りを受けた。

 会場内で応急処置を受けた草野は会話でき、手足も動かせる状態。救急車で病院に搬送された。

 草野は昨年の学生横綱で、夏場所で幕下最下位格付け出しデビュー。夏場所の6勝に続き、今場所も5勝を挙げた。

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