河村勇輝のツーウェー契約昇格「可能性高い」 地元紙が有力候補と報道 日本時間19日に最後のプレシーズンマッチ

 NBA・グリズリーズと無保証のエグジビット10契約を結んでいるバスケットボール男子パリ五輪代表の河村勇輝(23)について、メンフィスの地元メディア「commercial appeal」は17日、ツーウェー契約昇格の有力候補であることを報じた。

 「ユウキ・カワムラはグリズリーズの最後のツーウェー契約を獲得できるか?競争相手を考察」と題した記事を掲載し、現在河村と同じエグジビット10契約を結んでいる選手らと比較し「カワムラは無保証契約の選手の中では最も多くプレーしており、最も生産的だったという主張は間違いない」と、直近2試合でアシストを量産したパススキルに注目し、「身長はわずか5フィート8インチ(172センチ)だが、彼の活躍と必要なポイントガードの層の厚さから判断すると、ツーウェーを獲得する可能性が高い」とした。

 エグジビット10契約の中ではブラジル人フォワードのペレイラが「カワムラにとって最後のポジションを争う最高のライバル」とした。

 ツーウェー契約はNBAと下部のGリーグを行き来することができ、昇格すれば、田臥勇太(現宇都宮)、渡辺雄太(現千葉J)、八村塁(現レイカーズ)に続く日本人4人目のNBAデビューへ大きく前進することになる。

 キャンプから参加した河村はここまですべて途中出場ながらプレシーズン4戦連続出場。平均プレー時間は17分で4・3得点、4・8アシストの数字を残していた。NBAの公式Xが河村のアシスト動画を取り上げるなど、アピールを続けている。

 24日の開幕戦までに18人(本契約15人、ツーウェー契約3人)に絞られる中、同クラブは15日にツーウェー契約だったガードのスコッティ・ピッペンJr.を本契約に昇格。契約の枠が1つ空きとなっている。グリズリーズは17日に新たに2人とエグジビット10契約を結び1人を即日解除するなど目まぐるしい動きをみせている。日本時間19日には最後のプレシーズンマッチとなるヒート戦が行われる。

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